11月の感染症情報|はせがわ小児科 京都市上京区 千本一条

感染症情報

11月の感染症情報

2024年11月01日現在の感染症情報

マイコプラズマ感染症

 マイコプラズマによる気管支炎、肺炎の5歳以上のお子さんが増えています。主な症状は、しつこくて乾いた咳と持続する発熱です。発熱は高熱ではなく、昼間は解熱しているが夜になると38度台の発熱が見られるパターンが多いようです。乳幼児は罹りにくく、小学生以上の児に多い傾向があります。抗生剤が有効ですが、最近は抗生剤が効きにくいタイプが増えています。迅速検査が可能です。

手足口病

 現在手足口病が今年2回目の流行期に入っています。6-7月に罹患して9月に2回目の手足口病の患児が目立ちます。解熱剤以外に治療薬はありません。便や唾液を介して感染します。おむつ替え後の手洗い、感染児とタオルの共用をしないなどが唯一の予防策です。

インフルエンザ

 まだ流行期ではありませんが、中高生の部活や一部の保育園で流行が見られています。10月から当院でもインフルエンザ予防接種が始まります。接種すればかからないわけではありませんが、重症化は予防できます。できるだけワクチン接種はしましょう。特に受験生は接種されることをおすすめします。